逮捕されたのは、東北電力のグループ会社、「東北電力ネットワーク」の社員で山形県天童市の斎藤良弘容疑者(54)です。
警察によりますと、先月中旬ごろ、会社の顧客情報を使って山形県内の20代の女性に性的関係を迫る内容を書いたはがきを郵送したとして、脅迫の疑いがもたれています。
警察の調べに対し容疑を認めているということです。
警察によりますと、2018年ごろから同じような被害を受けたという相談が10人以上から寄せられていて、警察が関連を調べています。
東北電力ネットワーク山形支社は10日夜、記者会見を開き、飯泉浩支社長は「被害に遭われた方に深くおわびを申し上げるとともに、全容解明にむけて警察の捜査に全面的に協力していきたい」と述べました。
会社によりますと、逮捕された社員は顧客情報の管理業務を担当する管理職で、東北地方と新潟県のすべての顧客の個人情報を閲覧できる立場にあったということです。